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幼馴染との公認カップル

幼馴染との恋愛がしたかった。

 

家が隣同士で赤ちゃんのころからずっと一緒の彼のことを小学校高学年ごろから意識するようになる。

 

中学の間はお互い意識するも思春期特有のぎこちない空気が二人の間を流れ上手く接することができない期間が続く。

 

同じ高校に進学し、夏休み中の花火大会で告白されて、晴れて両想いになる。

 

周囲からも公認カップルの二人。

 

彼は硬派な割にヤキモチやきなため、別の男子から告白された際などはささいな喧嘩になることもある。

 

同じ塾に通い、受験勉強ために毎日図書館デートが日課になる。

 

図書館帰りは手をつなぎ帰宅する。

 

晴れて同じ大学に合格するが、学部が異なるため、初めて二人はバラバラとなってしまう。

 

不安を感じて泣いてしまうと、彼から初めてのペアリングをもらう。

 

ペアリングには未来の日付が刻まれており、その日付について尋ねると、彼は将来結婚する日付だと言う。

 

要するにプロポーズである。

 

OKの旨伝えると、普段ポーカーフェイスな彼も思わず顔をほころばせ、二人で微笑み合う。

 

別々の学部で、お互い刺激し合いながら自己研鑽に励み、大学を無事に卒業する。

 

と同時に、お互いの家の両親に結婚する意志を報告し、入籍。

 

二人の仕事が軌道に乗ったころ、南の島のチャペルで二人きりの結婚式をあげ、二人は幸せをかみしめる。

 

こんな恋愛が理想です。