
まだ終わりにしたくない
これが自分の身に起こっていることだなんて、信じられない。
それなのに……。
初めて課長と、閉店後の店内でセックスしてしまったときは、もっととまどっていた。
家族のことを思い出してしまったりもした。
だけど今は、身体があまりにも気持ちよすぎて、なにもかもどうでもよくなってしまう。
あとで家に帰れば、普通の主婦に戻るのはわかっている。
それがわかっているから、よけいに今だけでも、違う自分になっていたいのかしら。
「ああっ……いいわ……」
グイグイ押されると課長のムスコが奥のほうを刺激してくる。
拓哉君の手に、私は自分からクリちゃんを押しつけていた。
「んんっ……」
拓哉君にキスされる。
舌を入れられる濃厚なくちづけだった。
ほとんど全裸に近い格好になっている私の胸に後ろから課長の手が伸ばされて、固く尖った乳首をこね回される。
「もう……もう……ゆるして……」
心の中で思っているのとは反対の言葉を口にしていた。
本当は、もっともっと、いつまでもしていて欲しかった。
いじられるほどに、私の身体は敏感になっている。
イクたびに、快感は深くなっていた。
課長に乳首を刺激されながら腰を揺すられると、奥からとめどなく愛液が溢れてくる。
流れ出した汁を拓哉君の指がすくいとって、クリちゃんに塗り込める。
「あっ……ああーっ!!」
何度も達しているのに、まだ終わりにしたくない。
いつまでも、三人でこうしていたかった。