両方欲しい

前後からはさまれてサンドイッチの具みたいなって立っている私は、拓哉君に抱きついて自分の身体を支えている。

「あぁん、課長、すごく、いい……」

「まだまだ、これからだよ」

そのたびに、課長のムスコが私の奥を突き上げて、たまらない快感が背中を走った。

「ああぁーっ！」

なにが起こったのかわからないまま、私はイッてしまった。

課長が動きを止めて私の耳の後ろにささやく。

「美奈代さん、まだ、許さないよ」

「あっ……」

課長の低い声がイッたばかりの下半身に直接響く。

目の前に顔がある拓哉君が言う。

「俺の、これがよかったんでしょう？」

言いながら拓哉君が指を動かした。

「あっ……いやっ……」

拓哉君の指にいつのまにかクリちゃんをいじられていた。

「美奈代さんは、これでイッたんだよね」

「あぁ……ん……」

課長がグイグイと腰を押しつけてくる。

「そんなことはないだろう、私のこれが気持ちいいんだよなあ」

「ああっ……」

どっちも、いいわ。

両方、欲しい。

後ろから課長のムスコを挿入られている膣も、前から拓哉君にいじられているクリちゃんも、どっちもすごく気持ちいい。

両方、いっぺんにされると、なにもわからなくなってしまうくらい感じてしまうの。